ヤングケアラーと行政の対応とケアと介護

Yahoo!ニュースで「ヤングケアラー(young carer)」という言葉を知りました。幼い弟妹を世話する兄姉を想像しました*1が、厚生労働省文部科学省のウェブページによると若者によるアルコール依存症の親や慢性疾患を持つ家族の世話を含むかなり幅広い概念でした。

「ヤングケアラー」が幅広いのは検出方法がアンケートなどで「家族を世話する時間が長い若者」だからでしょうか。

厚生労働省のページでは「ヤングケアラー(子どもケアラー)」と記載されていますが、Wikipedia英語版によると国によっては25歳未満だそうです。ヤングケアラーと子どもケアラーは「国内では類義語」あるいは「前者のページが対象とするヤングケアラーが子どもケアラー」と考えた方がよいのかもしれません。

関連する概念として老老介護*2や認認介護*3が思い浮かびますが、こちらは高齢者が高齢者を「介護」する印象が強く、ヤングケアラーによる「ケア」よりは行為が限定されている印象です。実際、障害保健福祉情報検索システムによるとケアは介護を包含する用語だそうです。

少なくともヤングケアラーに関しては背後に介護に限らない様々な問題ーー家庭内暴力アダルトチルドレン機能不全家族などが隠れている可能性があると捉えた方がよいのかもしれません。

厚生労働省が「ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム 第1回会議」を開いたのが今年3月、今後はマスコミなども絡めてその意味や問題点が国民に周知されていくのでしょうか。

*1:認知バイアスです。

*2:高齢者による高齢者の介護。主に65歳以上の高齢の夫婦や親子、兄弟などのどちらかが介護者であり、もう一方が介護される側となるケース(健康長寿ネットより)。

*3:高齢の家族による高齢の認知症患者の介護(健康長寿ネットより)。